執筆者:水口貴博

人望のあるリーダーになる30の条件

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リーダーの仕事は、部下に「元気」を与えること。

リーダーの仕事は、部下に「元気」を与えること。 | 人望のあるリーダーになる30の条件

リーダーの仕事を難しく考えすぎていませんか。

リーダーは部下を叱ることが仕事だと思っていませんか。

リーダーの仕事は、叱ることではありません。

リーダーの仕事は、次の1つのみです。

部下に元気を与えることです。

リーダーが心がけるべきことは、この1つだけです。

仕事の指示をすることも大切ですが、部下が元気にやる気を出していれば、仕事は順調に進んでいきます。

仕事が順調に進んでいないからとはいえ部下を叱ると、余計に落ち込んでしまいます。

さらにやる気もなくし、もっと仕事ができなくなってしまうでしょう。

リーダーは、部下に元気を与えることが欠かせません。

組織の図は、ピラミッドの形をしています。

リーダーが位置するのは、ピラミッドの頂点、あるいは頂点に近い部分です。

頂点に近ければ近いほど、実際の仕事は指示だけになります。

しかし、リーダーが部下に与えるのは指示だけではありません。

元気なのです。

部下が自分から進んでやりたくなるようなやる気を与えるのが、本当の優れたリーダーです。

指示をするだけなら誰でもできます。

人を元気にさせるのは、それなりのコツがあります。

リーダーは、偉いからリーダーになったのではありません。

部下に元気を与えるのが上手だから、リーダーになれたのです。

本当に人望の厚いリーダーは、決まって元気を与えているリーダーです。

黒人差別反対リーダーのマーティン・ルーサー・キングJr牧師は、多くの人々に元気を与えた優れたリーダーの1人です。

当時1950年代、60年代のアメリカはまだ白人優勢の社会で、黒人には人的権利が与えられていなかった時代でした。

しかし、キング牧師は黒人の差別をなくそうと立ち上がります。

キング牧師を筆頭に、黒人差別撲滅運動を繰り広げ、白人黒人平等の社会にすることに、その一生をささげます。

特に黒人の差別がなくなることを夢描いたキング牧師の演説「I have a dream」は、世界的に有名な演説です。

キング牧師は演説によって、差別を受けている人に希望の光を与えます。

実際にキング牧師がしたことは、みんなに希望の光を与えるという偉業です。

1人でできなければ、みんなで立ち上がって夢を叶えようとします。

大きな活動を行うために、たくさんの人たちに「希望」という「元気」を与え、みんなを統率します。

本当のリーダーは、叱ることで、みんなを統率するのではないのです。

部下たちに元気を与えてやる気にさせることが、優れたリーダーの仕事なのです。

人望のあるリーダーになる条件(1)
  • 部下に「元気」を与えるリーダーになる。
「ありがとう」は、リーダーの基本。
優秀なリーダーであるほど、まず感謝を大切にする。

人望のあるリーダーになる30の条件

  1. リーダーの仕事は、部下に「元気」を与えること。
  2. 「ありがとう」は、リーダーの基本。
    優秀なリーダーであるほど、まず感謝を大切にする。
  3. 部下のやる気をなくさせるリーダーは、失格。
    部下のやる気をかき立てるリーダーが、合格。
  4. 頭の中がきっぱりしている人は、お金を払うときもきっぱりする。
  5. 褒めるときには、すぐ褒める。
    褒めることを、先に延ばさない。
  6. 「ホウレンソウしろ」という前に、自分が手本のホウレンソウを見せる。
  7. 「我慢」で部下を育てるのではなく「達成感」で部下を育てる。
  8. 「どうやるか」より「なぜやるか」の動機付けをする。
  9. 弱いリーダーは、成功談を話す。
    強いリーダーは、失敗談を話す。
  10. 性格診断より、改善策を与える。
  11. 部下の過去の話を持ち出さない。
  12. 部下の専門知識を信じて、仕事をする。
  13. 「それくらい」は禁句。
    「それくらい」と言うことで、部下の仕事を侮辱することになる。
  14. 優れたリーダーは、時間の大切さを知っている。
  15. 今すぐやる。
    うまくいかなかったら、変えればいい。
  16. 部下は「今のこと」を考える。
    リーダーは「次のこと」を考える。
  17. やることだけでなく、やらないことを決めるのもリーダーの仕事。
  18. 仕事を抱え込みすぎているリーダーは、失格。
    部下に任せられることは、部下に任せる。
  19. リーダーの仕事は、改革。
    中間管理職の仕事は、現状維持。
  20. 人事異動には、組織を活性化させる効果がある。
  21. 失敗したら、人を替えるのではなく、システムを変える。
  22. リーダーは、自分の代わりができる部下を育てる。
  23. どんなことがあっても首を切らないことで「団結力」が生まれてくる。
  24. 「ここだけの話」をされると、部下はリーダーを信用できなくなる。
  25. 責任のある仕事を任せると、部下の能力は活性化される。
  26. 改革を起こすには痛みが伴う。
    痛みのない改革は、改革ではない。
  27. 「失敗しないように」という指示は、禁句。
  28. 犯人捜しをしない。
  29. 脇役、悪役、小道具役が、リーダーの役目。
  30. 偉そうにしているのは、二流のリーダー。
    謙虚になっているのが、一流のリーダー。

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