すき焼きは、大変バランスのいいレシピです。
鍋に入れる具には、脳にいいものばかりです。
すき焼きといえば、中心は牛肉ですね。
牛肉には、頭がよくなるビタミンB1やレシチンが豊富に含まれています。
脳を活性化させるレシチンが豊富に含まれている卵。
脳の神経の機能を正常に保つ働きのビタミンB1が含まれているご飯。
そのビタミンB1の吸収率を高める働きがある「アリシン」が豊富に含まれる青ネギ。
目によいとされるビタミンAが含まれるニンジン。
そのほか大根・白菜・タマネギ・シイタケなど、さまざまな食材がバランスよく含まれているのが特徴です。
そうしたさまざまなものを食べても腸の働きを整えるコンニャクも含まれています。
すき焼きの甘い味付けには、脳のエネルギー源になる砂糖が使われています。
至れり尽くせりです。
これほど全体的に栄養バランスの優れたレシピはありません。
すき焼き1つで、一度に10から15品目を取れます。
さらに手の込んだすき焼きになれば、多くの具を入れることになるでしょう。
極めつけがもう1つあります。
「家族との会話」があることです。
すき焼き鍋は、通常の家族の食事とは違い、いつもより会話が多めになります。
食事中に調理することになるからです。
普通の食事は、出されたらいきなり食べてしまいますが、すき焼きは作るところから始めます。
「火をつけるよ。もう少し火を強くして」
「そろそろ具を入れていいんじゃない」
「もう少し野菜を入れて」
「肉がもう食べられるよ」
「ほかの具も入れよう」
たわいない会話でいい。
そういう食材を通して、家族との会話が弾みやすくなります。
たわいない会話から雰囲気が和み、さまざまな会話も増えることでしょう。
栄養バランスに優れ、家族との会話も増える意味では、素晴らしいレシピです。
今日の夕食は、すき焼きですね。