ある日、テレビ番組で「発明主婦」の番組がありました。
主婦は、どこにでもいるような専業主婦でした。
発明というのは、主婦業の中で、困ったときに作ったアイデアや小物を企業に紹介して、商品化したものでした。
自分が困って解決したことを、ほかの人にも利用しやすいように商品化したものでした。
職場が家の中になる専業主婦とはいえ、多岐にわたります。
掃除・洗濯・お料理から始まり、そのほかさまざまな家事があります。
もちろんご近所との付き合いもあることでしょう。
さらに子どももいれば、子育てで大変です。
もしかしたら、男性が会社でする仕事より、幅広く、奥も深いのではないでしょうか。
そうした家事のささいな場面で「困ったなあ」という場面があります。
トイレに水が詰まった、トイレの紙切れ、ごみ袋が破れてしまう、赤ちゃんの夜泣き。
その主婦は、困ったことを自分なりに「知恵」を振り絞って、解決していました。
トイレの水を詰まりにくくする知恵。
トイレの紙切れを防止する方法。
夜泣きを防止する小物を作ったり、ごみ袋が破れにくいような補強をしたりなど、積極的に解決に向けて工夫を凝らしていました。
その解決した内容を企業に紹介して、商品化しているだけでした。
1人が困っていることは、みんなも困っています。
しかし、1人が解決したことは、みんなにも役立つ解決策になります。
それは、あの発明主婦だけに与えられたチャンスではなく、あなたにもあるということです。
あなたがささいなことで悩んで解決したことは、ほかの人にとって驚きの知恵になる可能性があります。
大切なことは「積極的に紹介するかどうか」です。
自分のささいな成功例を積極的に紹介して、ほかの人が活用しやすいようにします。
それがビジネスチャンスなのです。