人付き合いの初心者は、相手の長所だけを見ようとします。
悪いところは無視して、良いところだけを見ようとします。
たしかにそれも賢い方法です。
良いところだけを見れば、すてきな人に見えることでしょう。
しかし、それでは、悪いところはその人ではないと否定していることになります。
つらいかもしれませんが、悪いところも見ることです。
人付き合いの達人は、相手のすべてを受け入れることのできる人です。
1人の人と長く付き合っていると、相手の見えないところが見えてきます。
知らなかったこともたくさん出てくるでしょう。
人間には、いい部分だけでなく、もちろん悪い部分だってたくさんあるのです。
それでも、嫌なところがあっても、好きだと思える関係は、相手のすべてを受け止めている証拠です。
「良いところも悪いところも、それでその人なんだ」と思うことが大切です。
人間は10人いれば、10とおりの人間がいます。
同じ人はいないのですから、相手を本当に好きになるには、相手のすべてを受け入れることが大切です。