かっこいい女性は「ちょっとちょうだいね」という言葉は、あまり口にしません。
おいしそうなお菓子や付箋が必要になったときには「ちょっとちょうだい」といいます。
しかし、それより、次の言葉をよく耳にします。
「ちょっとあげるね」という一言です。
私の同僚に、Tさんというかっこいい女性がいます。
彼女はいつも「ちょっとあげる」が口癖です。
Tさんはいつもガムや飴玉を持っていますが「これ、1ついる?」と私に差し出してくれます。
わざわざ話しかけてくれたのだから「いらない」とも言いづらい。
「これおいしいよ。ちょっとあげる」と言って、お菓子をおすそ分けしてくれます。
こちらから、お願いしなくても、相手から気遣ってもらえると、嬉しくなります。
そんな気遣いができるところが、かっこいいなと感じます。
「ちょっとあげるね」が口癖になると、自然とかっこよくなります。
相手へのケアがうまくなり、自然にコミュニケーションのきっかけにもなります。
「ちょっとちょうだいね」では、お世話になっているということです。
受け身の姿勢なのです。
それに対して「ちょっとあげる」は、お世話をするということです。
積極的に相手にケアを働きかける姿勢になっています。
ささいな言葉と行動の違いですが、受け身となるか、自分から進んでいくかの大きな違いとなるのです。
もらってばかりではなく、自分からあげることができる人になりましょう。
かっこいい女性は、いつも誰かに、何かを、あげているのです。