やる気を出すためには、競争を意識する手もあります。
わざと他人を意識します。
自分一人でやっていると、自分が今どの辺りの位置なのかを確認しにくいため、迷子になります。
そこで、自分の今の位置を確かめるために競争相手を作るのです。
競争相手は、誰でもかまいません。
自分と目指している方向が同じ人なら、いい競争相手になるでしょう。
私が、本を書こうとやる気が出たきっかけは、ある作家の影響があります。
浅見帆帆子さんという作家が、自分と年が近いことに触発されました。
私も将来は本を出したいと思っていたので、26歳という若さで本を出している人がいることを知り、競争心が燃えたのです。
しかも彼女の本は、いいことを書いていて、感動的な内容です。
素直にすごいなと思いましたし「負けていられない」と奮起したのです。
参考までにご紹介させていただきます。
『わかった! 運がよくなるコツ』(浅見帆帆子/廣済堂)
これは、私が1人で勝手に「負けてはいられない」と競争心を燃やしているだけです。
ですが、この「負けないぞ」というパワーは、思ったより大きくやる気が出るのです。
「勝ちたい」より「負けたくない」という意識が、強いやる気に変換されます。
長期的な競争のストレスは、本人の害になりますが、適度なストレスはとてもいいカンフル剤になります。
やる気を出すには、誰かと競争するだけでいいのです。