やる気が出ないと悩む人は、実は、やる気がある人です。
やる気はあるのに、ただやる気が出にくくなっているだけです。
やる気があるのに、障害物がやる気の流れを悪くしているのです。
水道で例えると、水はきちんとパイプを通っているのに、途中に障害物があるために、水がちびちびとしか出ない状態です。
やる気という水は、しっかりパイプに通っています。
ただ、障害物があるために、やる気という水の出が、悪くなっているだけです。
水はあるのに、水が出ないのです。
蛇口をひねったときに、スムーズに水が出てくるように、障害物を取り除きましょう。
やる気を出そうと思ったときに、スムーズにやる気が出てくるように、障害物を取り除きましょう。
やる気の出を悪くさせている障害物は、見えるものもあれば、目に見えないものもあります。
物質的なものと、精神的なものです。
物質的なものは、机の上が整理されていなかったり、朝食を取っていなかったりと、目に見えるものを片付けていない状態です。
それに対し、精神的なものは、主にプレッシャーです。
「上司に叱られるかもしれない」
「電話がかかってくるかもしれない」
「この先、やっていけるかわからない」
「どうすればいいかわからない」
「頼る人がいない」
「寂しい」
「不安だ」
こんな精神的なプレッシャーが、やる気を出にくくさせています。
どうすればいいかは、単純に考えてみれば、すぐわかります。
ただ、障害物を取り除くだけでいいのです。
さっきの水道の例と同じです。
障害物が詰まっているときに、どれだけ蛇口を全開にひねっても、出ないものは出ないのです。
詰まっているからです。
詰まっているのに出るわけがないのです。
今まで、やる気を出すために使っていた労力を、今度は障害物を取り除く労力に使うとうまくいきます。
やる気はあるのに、ただ詰まっていて、出なかっただけです。