日々の感動を増やすためには、日記が役立ちます。
「どうして日記なのだろう?」と不思議に思うかもしれませんが、大いに有効な手段です。
ポイントは「気づきの力が高まること」にあります。
日記をつけ始めると、自然と日常を見る目が鋭くなります。
「何か面白いことはないかな」
「何か新しいことはないかな」
「何か変わったことはないかな」
無意識にネタを探すようになり、鋭い着眼点が生まれます。
感性が研ぎ澄まされることで、気づきの力がぐいっと高まる。
普段ならスルーしてしまうことも、日記の習慣があると「おや?!」と気づくようになります。
結果として、感動を増やすことができるのです。
普段と変わらない日常でも、日記を書くだけで日常が華やかに見えてくるから不思議です。
日記をつけるだけですから簡単ですね。
日記の形式は完全自由です。
きちんとした日記でも、シンプルな日記でも十分です。
あらためて日記帳を買ってもいいですが、普通のノートを日記にしてもかまいません。
小さなメモ帳を日記代わりにしてもOKです。
日記の形式は問いません。
アナログ形式でもデジタル形式でもかまいません。
紙の日記帳が苦手なら、スマホやパソコンを使って日記をつけるのでもOKです。
大切なことは「日々の出来事を記録する習慣」です。
日記をつける習慣があると、毎日思い出す作業をすることになり、頭の体操にもなります。
「日記は苦手」という人がいますが、そういう人は「たくさん書かなければいけない」と思っています。
それは誤解です。
日記はたくさん書く必要はありません。
どうしても日記に抵抗があるなら「3行日記」はいかがでしょうか。
3行だけなら1分で書けるでしょう。
たった3行でもまとまった文章ですから、立派な日記です。
たくさん書きたいときはたくさん書いて、それ以外は3行で済ませるというハイブリッド形式でもOKです。
日記とは、ただ出来事を書くものではありません。
日記は、日々の感動を増やすツールです。
後から感動がやってくることもあります。
昔の日記を読み返したとき「そういえばこんな出来事があったね」と思い出します。
そのときは何も思わなくても、後から思い出したときに大切な気づきが得られ、しみじみ感動することがあります。
時間を置くと、客観的な視点で冷静に見ることができるようになるためです。
日記を通して過去を再認識することで、新しい発見が生まれます。
記憶は消えますが、記録は消えません。
具体的に文字として記録していると、スムーズに思い出せ、それだけ感動も増えるのです。