出会いとは、遠い親戚と会うようなものです。
血縁関係はないように思えるかもしれませんが、誤解です。
もっとスケールを大きくして考えてみてください。
100年、200年というスパンではありません。
10万年、20万年というスパンで考えてください。
遺伝子レベルで考えると、切っても切れない関係があります。
私たち全人類の最初の祖先はおよそ20万年前、アフリカ大陸から生まれました。
具体的には、東アフリカ・タンザニア北部のオルドバイ渓谷で発生したといわれています。
共通の祖先がいて、そこから枝分かれしていきました。
親が子どもを産み、その子どもが大人になって子どもを産み、その子どもが大人になって子どもを産みます。
これを何度も繰り返しているうちに、無数の枝分かれが生まれ、今の私たちが存在しています。
私たち人間には共通の親がいて、子孫を残すことで、種を存続させてきました。
遺伝子のバトンリレーが繰り返されるうちに、DNAも少しずつ書き換わっていきました。
ですから私たちは、顔つきや体つきがそっくりです。
あなたも、あなたのそばにいる人たちも、元をたどれば同じ親から生まれてきました。
これは紛れもない事実です。
大きなスケールで考えると、エジソンやアインシュタインもレオナルド・ダ・ビンチも、はるか遠い親戚です。
この事実に気づくと、出会いの考え方が変わってくるのではないでしょうか。
つまり、出会いとは、遠い親戚に会うのと同じなのです。
私たちは、性別や国籍が違っていても、起源は同じです。
元をたどれば、同じ親に行き着きます。
遠い親戚に会うつもりで出会いに行きましょう。
遠い親戚と接する感じで会話を楽しみましょう。
法律上の血縁関係はなくても、その人とは共通の親がいます。
DNAの記憶がよみがえり、不思議と親近感が湧いてきて、すんなり仲良くなれるでしょう。
遠い親戚のつもりで接すれば、すぐ仲良くなれるのです