私たちの心は、もともとやる気が出るようになっています。
最初はやる気がなくても、仕事に取り組めば、後からやる気が出てきます。
だんだん調子が出て、スピードが出てきます。
心に火がついて、気持ちが盛り上がっていき、面白くなっていくのです。
よほど嫌いな仕事であれば別ですが、普通は仕事をしていると、だんだんやる気が出てくるのが普通です。
しかし、きちんと仕事をしているにもかかわらず、一向にやる気が出ないなら、原因は1つです。
「何かがやる気を奪っている」と考えてください。
いくらやる気があっても、気力を奪うものがあれば「やる気がない」と錯覚してしまうでしょう。
やる気がゼロどころか、マイナスになることも少なくありません。
日常を振り返り、何がやる気の邪魔をしているのか、じっくり探してみてください。
たとえば「貧しい食事」がやる気を奪う原因になっていませんか。
食事は、私たちの心に直接影響を及ぼします。
餌のような質素な食事だと、腹も心も満たせません。
自分が惨めになり、暗い気持ちにもなって、やる気が奪われます。
ある程度食事にお金をかけることは大切です。
健康的で豊かな食事に変更すると、心も腹も満たされ、やる気が出るようになります。
「長い通勤時間」がやる気を奪う原因になっていることもあるでしょう。
通勤時間が長ければ長いほど、気力も体力も奪われます。
長い通勤があると思えば、家を出たときから、大きなため息が出るでしょう。
長い通勤時間が問題であれば、会社の近くに引っ越ししてみてはいかがでしょうか。
簡単には実行できませんが、取り組んでみる価値はあるはずです。
会社の近くに引っ越せば、やる気が出るようになるだけでなく、通勤時間も大幅に短縮され、一石二鳥です。
「上司の存在」がやる気を奪う原因になっている場合もあるでしょう。
嫌な上司がいると、やる気を出そうにも出ません。
気持ちを奮い立たせても、上司に不快な言動があると、なえてしまいます。
上司を変えるわけにもいかず、対処のしようがないように思えますが、工夫の余地はあります。
こっそり上司のいないところで仕事をしてみるのもいいでしょう。
席を移動したり、外で仕事をする機会を増やしてみたりするのもいいでしょう。
許されているなら、在宅勤務に変更してみるのも選択肢の1つでしょう。
時と場合によっては、異動願を出してみるのも悪くありません。
難しい点もありますが、対策の余地があるでしょう。
あなたはすでにやる気が出てきます。
「何かがやる気を奪っている」と考え、やる気の阻害要因を探しましょう。
阻害要因が見つかれば、勇気を出して取り除いてください。
仕事の改善の一環です。
時間や労力がかかっても、取り組む価値があります。
やる気の阻害要因がなくなれば、本来の気力を取り戻せます。
噴水のようにやる気が出るようになり、楽しく仕事に取り組めるのです。