「かっこいいところを見せたい」
「かっこ悪いところは隠したい」
普通なら、かっこいいところを見せて、かっこ悪いところは隠そうとするでしょう。
たしかにかっこいいところを見せたほうがスマートです。
自分の評価や印象を上げたいなら、積極的にかっこいいところをアピールするはずです。
モテるためにも人気者になるためにも、かっこいいところを見せたほうが効果的なのは間違いありません。
自分の好感度が上がれば、自分の存在価値も上がったように感じて、嬉しくなるでしょう。
もちろんかっこいいところを見せるのもいいですが、ぜひかっこ悪いところも見せられるようになってください。
なぜかっこ悪いところを見せたほうがいいのか。
それは、2つのメリットがあるからです。
「メンタルを鍛える機会になるメリット」と「人間関係が楽になるメリット」です。
かっこ悪い姿を見せるのは、心理的な抵抗感が伴います。
心理的な抵抗感が伴うから、メンタルトレーニングになります。
恥ずかしさを我慢しなければいけません。
見栄や体裁に振り切らなければいけません。
余計なプライドを断ち切らなければいけません。
強いから、かっこ悪いところを見せられるのではありません。
かっこ悪いところを見せられるから、強くなっていくのです。
精神的に強くなりたいなら、かっこ悪いところはきちんと見せて、笑われたほうがいい。
「かっこ悪いね」と笑われることも、強くなるために必要な経験です。
「かっこ悪いね」と笑われることで、メンタルが鍛えられ、精神的に強くなります。
かっこ悪いところを見せても、大きな問題にはならないでしょう。
相手にとっては人ごとです。
そのとき笑っても、深く気にしません。
次の瞬間には忘れてしまっているでしょう。
最初は少し恥ずかしいですが、しばらくすればすぐ慣れます。
笑われることも、慣れてしまえば平気になり、むしろ快感になるのです。
誰にでもかっこ悪いところが1つはあるはずです。
隠し続けても疲れるだけ。
かっこ悪くても、それが本当の自分なら、きちんと見せたほうがいい。
かっこ悪いところも、自分の一部だからです。
恥ずかしい姿にこそ、その人の本質が表れます。
きちんとかっこ悪いところも見てもらったほうが、本当の自分を理解してもらえます。
無理にかっこつけたところで、それが偽りの自分なら、意味がありません。
自分を誤解されるくらいなら、かっこ悪くても、ありのままの自分を見せて正しく理解されたほうがいい。
かっこ悪いところを見せることは、自己開示の一環になります。
相手といっそう仲良くなるきっかけになるでしょう。
できないことは、正直に「できない」と言ったほうがいい。
わからないことなら、正直に「わからない」と言ったほうがいい。
無理に自分を演じる必要がなくなります。
友人なら、さらに仲良くなる機会になるでしょう。
異性になら、いっそう親密になるチャンスになるでしょう。
自然体でいられるので、人付き合いも楽になるのです。
かっこ悪い姿を見られて嫌われても、深く気にしないことです。
自分を理解してくれない人だと早く気づけただけのこと。
離れる人とは離れるだけです。
かっこ悪いところを見せることで、自然と人間関係が最適化されていくのです。