真面目な人になろうとするとき、注意したいことがあります。
それは、遊びを忘れてしまうことです。
真面目に学ぶ。
真面目に働く。
真面目に人生を生きる。
たしかに真面目な生き方は素晴らしい。
真面目は、目標達成に必要な土台。
勉強であれ仕事であれ、こつこつ真面目に努力する習慣は、必ず大きな実を結びます。
たとえ努力が実らなくても、真面目に生きる姿勢は、周りから評価されるでしょう。
しかし、真面目であっても、真面目すぎるのはよくありません。
「真面目」はOKですが「真面目すぎる」はNGです。
真面目すぎると、ストレスを発散できず、ため込む一方になります。
人の精神力は有限です。
どれだけ精神力の強い人でも、ストレスをため続けると、いつか限界に達して爆発します。
理性と自制心を失うと、自分らしくない状態になります。
事故やトラブルといった悪影響を招く恐れがあります。
取り返しのつかない後悔を招く恐れすらあるのです。
そこで大切なのは、遊びです。
真面目を心がけつつも、ストレスを発散できるよう、適度に遊ぶことも大切です。
遊びの要素なら何でもOKです。
好きな本を読んで、知的好奇心を満たす。
映画館に映画を見に行き、壮大な物語と感動を楽しむ。
運動やスポーツを楽しんで、ストレスを発散させる。
友人とカラオケに行き、喉がかれるまで歌いまくる。
旅行に行き、新鮮な刺激を堪能する。
レストランの食べ放題で食欲を爆発させることも、たまには悪くないでしょう。
なかなか遊びに抵抗があるなら「遊ぶことも仕事の一環」と考えてみてはいかがでしょうか。
しっかり遊ぶから、しっかり仕事ができるようになります。
しっかり仕事をするために欠かせない要素とわかれば、遊びの価値も理解できるでしょう。
しっかり遊んでストレスを発散させれば、心が充実感と満足感で満たされます。
心身が軽くなり、また真面目に生活できるようになります。
一見すると、遊びと真面目は正反対の要素に思えますが、相関関係があります。
遊ぶから、真面目にもなれます。
遊びも、真面目になるために必要な要素なのです。