夫婦仲を保つ心がけの1つが、会話量です。
会話量を増やすことでお互いの状況を知り、理解を深めることができます。
たしかに会話は、コミュニケーションの基本です。
思っているだけでは相手に伝わりません。
きちんと言葉に出すことで、相手に伝わります。
考えなり意見なり、きちんと言葉で表現してこそ、相手との心の距離を縮めます。
雑談から深い会話まで、いろいろな話を2人がわかち合うことで、理解も関係も深まります。
時にはくだらない話で大笑いするのも、楽しく有意義なひとときになるでしょう。
しかし、ただ話す量さえ増やせばいいわけではありません。
大切なのは「どれだけ気持ちが通じ合えたか」です。
たとえ会話量は多くても、そこに気持ちのやりとりがなければ、なかなか夫婦仲は深まりません。
一方、会話量は少なくても、そこに気持ちのやりとりがあれば、深いコミュニケーションが実現できます。
たとえば「いつもありがとう」「どういたしまして」という小さなやりとりがあるとします。
一言の会話であっても、そこに気持ちを通じ合える瞬間があれば、深いコミュニケーションです。
言葉から「心配している・されている」ということがわかり、温かい気持ちに包まれるでしょう。
「顔色が悪いけど大丈夫?」「うん。大丈夫。ありがとう」というやりとりがあるとします。
会話量はわずかですが、そこに愛情や思いやりがあれば、やはり深いコミュニケーションです。
どれだけ話せたかではありません。
どれだけ気持ちが通じ合えたかです。
気持ちのこもった一言を心がけましょう。
「言葉の上に心を乗せて伝える」というイメージです。
完全に心が通じ合えなくても、少しでも通じ合うようにしましょう。
会話量は少なくても、気持ちが通じ合えているなら、夫婦仲は安泰です。