「私、もうおばさんだから……」
「もうおじさんだから……」
「もう年だから……」
こうした自分の年齢にコンプレックスを感じている人を、本当によく見かけます。
もしあなたがこうした口癖があるなら、要注意です。
この口癖を持っている人は自分の魅力は外見だけであり、年齢こそが魅力を表す基準になる数字だと信じ込んでいるということです。
なんとつまらない数字につまずいているのでしょう。
本当に数字で人の評価をされてしまっては、年配者は不幸のどん底であることでしょう。
しかし、実際には、間違いです。
年齢はただの数字であって、人の本当の魅力は内面の魅力にあります。
内面的魅力である精神年齢の高い人は、外見や年齢に落ち込むことはありません。
自分の勝負ポイントを、年とともに衰える外見から、年を取っても衰えることのない内面へと変えることができているからです。
一生衰えることのない内面を勝負ポイントにしているため、年を取っても焦ることはありません。
挑戦や経験、知恵や教養を磨き、自分の魅力をどんどん上げていくことができるのです。
それに対して内面的魅力を磨かずに、外見や年齢ばかりを気にしている人は、本当に年を取ってしまったときに困ってしまいます。
外見ばかり年を取り、中身はいつまで経っても子どものままだからです。
そうした人は、年を取っても理解のない子どもとしか付き合えません。
子どもレベルの理解であるゆえにトラブルが発生しやすく、解決しにくいということになります。
年上の人と付き合えるということは、自分の成長を確認できるよい機会となるのです。