同棲の挨拶で最も大切なのは、同棲をする理由です。
「なぜ同棲をするのか」
同棲する理由をきちんと説明できなければ、ご両親は納得してくれないでしょう。
あらかじめ2人で話し合って、考えを整理しておくことが大切です。
ただし、同棲の理由とはいえ、自由な発言には注意が必要です。
たとえ事実であっても、正直でストレートな理由は、ご両親を不快にさせることがあります。
同棲の理由として不適切なパターンがあります。
以下の内容は、同棲の理由として不適切であるため、避けておくのが賢明です。
「一度同棲を経験してみたかったから」
「お互いの部屋を行き来していたら、そういう話になったから」
漠然とした理由は、理由になっていません。
漠然とした理由は、軽薄で浮ついた印象があるため、ほとんどの親が反対するはずです。
「いつも一緒にいたいから」
「毎日一緒に寝られるから」
「もっと親しくなりたいから」
一見よさそうな理由に思えますが要注意です。
パートナーのことを表面的しか考えておらず、一過性の衝動のように感じられます。
真剣さや誠実さも欠けています。
ご両親も首をかしげ、納得してもらえないでしょう。
「一緒に暮らして生活費を折半すれば、節約になるから」
「結婚資金が早く貯まりやすくなるから」
節約を強調した理由を言えば、ご両親は「わが子を節約に利用するな」と思うでしょう。
たとえ結婚資金を貯める名目であれ、ご両親はあまりよい気分にはなりません。
節約目的が正直な理由であっても、正直に言わないほうが賢明です。
「大学や会社の近くに引っ越しすれば、便利だから」
「駅の近くなら、利便性がよくなるから」
場所による都合も不適切です。
「そんな理由では同棲を許可できない」と、ご両親から叱られます。
パートナーを大事にしている気持ちが感じられないため、同棲に反対されやすくなります。