用件を伝えずご両親に会いに行き、突然同棲の話を持ち出すのは要注意です。
当日いきなり同棲の話を持ち出すこともできますが、ご両親を驚かせることになるでしょう。
急に話を持ち出しても、わが子の人生に関わることなので、ご両親は返事に困るはずです。
考えや気持ちの整理が追いつかず、落ち着いた話し合いが難しくなるでしょう。
唐突な話にご両親を驚かせてしまうと、不機嫌にさせてしまうこともあります。
そのため同棲の挨拶前に、パートナーから親に挨拶の目的を説明してもらい、ある程度まで了解を得ておくといいでしょう。
もちろんすべてを完全に話す必要はなく、概要だけでかまいません。
同棲する場所・期間・考え方など、あらかじめ親に伝えておきます。
伝えるタイミングも、直前ではなく、ある程度時間に余裕を作っておくほうがいいでしょう。
反則の手順に感じる人もいるかもしれませんが、マナー違反ではありません。
例えるなら、会議の根回しと同じイメージです。
社会において根回しは、まかり通った正攻法です。
会社の会議でも、根回しをしておくと提案がスムーズに通りやすくなりますが、同棲の挨拶でも同じです。
前もって話を進めておけば、親は考えや気持ちの整理をする余裕が生まれます。
本番の負担が軽くなり、話し合いがスムーズになります。
当日の挨拶は「確認」「意識合わせ」という段階で済ませられるため、ご両親から同棲の許可を得やすくなります。
挨拶本番は、根回しの良しあしで決まると言っても過言ではありません。