失恋で心に傷がついた。
心の傷ばかりを見て、くよくよ嘆いてはいけません。
傷ばかり見ていると、そこに注意が向いてますます痛みが強くなります。
時間が経てば、自然に傷は癒え、興奮も落ち着きます。
もっと大切なことに気づいてください。
あなたは、ただ傷ついただけではありません。
傷ついた分だけ、大人の階段を上ることができているのです。
たくさん涙を流した分だけ、心の痛みがわかるようになりました。
失恋の悲しみで苦しんだ分だけ、失恋特有の苦しみを理解しました。
たくさん涙を流した分だけ、絶望の意味を理解しました。
そして、途方に暮れた分だけ、立ち直ることの大変さを理解できるようになりました。
言い換えると、どんどん大人になっているということ。
どん底に落ちているのではありません。
大人の階段を上っているのです。
どんどん人としての器が広がり、人間力がアップしている。
別れによる苦しみは、別れを経験した直後しか経験できません。
だから今は、しっかり落ち込んで傷ついておくほうがいい。
失恋で深く傷ついておくほど、失恋で深く傷ついた人の気持ちもわかるようになります。
どんどん階段を上がっていけば、視点も高くなって視野が広がり、遠くまで見渡せるようになります。
「傷つくのは、大人の階段を駆け上がるチャンス」と考えてください。
傷ついた分だけ、あなたは感度の鋭い大人になれます。