あなたは今、映画以上のストーリーを経験しています。
「どこが映画なのか」「映画のほうがもっと素晴らしい」と思うかもしれません。
たしかに映画には素晴らしいストーリーも数多くありますが、どことなくありきたりです。
映画の結末は「感動的」「一件落着」「ハッピーエンド」が定番です。
無難に物語が始まり、あるときトラブルが発生して、困難を乗り越え、ハッピーエンドという起承転結です。
もちろん中には例外もありますが、ハッピーな終わり方が大半。
その意味では、どんな映画も見る前から大まかな結末がわかっているようなものです。
映画を見慣れている人なら、映画が始まった瞬間、先の展開を読めてしまいます。
映画は興行収入がなければ成り立たないため、どうしても人受けのいい内容に偏ってしまいます。
しかし、現実は違います。
現実の恋愛は、もっと不安定で支離滅裂です。
努力しても報われないことなんて日常茶飯事。
現実の恋愛は、ハッピーエンドではなく、バッドエンドも普通に存在します。
順調な恋愛を経験する人もいれば、トラブルばかりの恋愛を経験することもあります。
期待を裏切られることもあれば、不幸になってしまうこともある。
中には地獄のような失恋を経験する人もいます。
ひどい失恋でもいいのです。
ハッピーエンドだけが恋愛ではありません。
平凡であっても恋愛。
不幸ばかりであっても恋愛。
その一連の経験は、興行収入を意識した映画ではなかなか設定できないストーリーです。
今、貴重なストーリーを経験していることに気づいてください。
映画のように整っていないから、あなたの恋愛は映画以上のストーリーです。