人として深みのある人には共通点があります。
「つらい別れを経験している」という点です。
あなたが尊敬している人を思い浮かべてみてください。
きっとその人は過去に「つらい別れ」を経験しているはずです。
つらい別れを経験している人は、どこか哲学的です。
物事を根本的に考えるふしがあります。
失うことへの動揺が小さく、落ち着いています。
それは、過去につらい別れを経験したおかげです。
別れは、ただ失うだけではありません。
「出会いとは何だろう。人とは何だろう。何のために仲良くなるのだろう」と物事を深く考えるきっかけになります。
「頑張らなければいけない」と心を鍛えるきっかけにもなります。
「別れてもまた次がある」と気持ちを切り替える強さにもなります。
だから、つらい別れは経験しておくほうがいい。
人としての深みが増すのに、これほどいい経験はありません。
「つらい別れが経験できてラッキー」と思うくらいでもいい。
別れがつらくて、ぼろぼろ涙を流すくらいの経験がないと、人生はよくなりません。
胸が締め付けられるような別れほど、そのときは苦しくても、後から自分のためになります。
「あのときの別れが私を変えてくれた」と言えるようになるでしょう。
つらい別れを経験したあとは、以前より少し哲学的になっているはずです。
一回りも二回りも、人としての深みが増すのです。