失恋は、人生のちょっとしたイベントです。
イベントといえば、大きく賑わう祭りのようなイメージがありますが、失恋も似たようなものです。
考え方によっては、失恋は人生を面白くさせるために必要なイベントです。
たとえば、トラブルが1つもない映画があるとします。
映画が始まり主人公が登場して、何のトラブルもないまま、エンドロールが流れ始める。
これほどつまらない映画はありません。
映画を見ている間に、10回はあくびをするでしょう。
あまりに刺激がなく、退屈で眠くなるでしょう。
本来ならトラブルがなくてよいはずですが、実際はつまらないと感じます。
映画は、主人公にトラブルが起こり、困難から這い上がっていく様子が面白いのです。
これは、人生でも同じです。
本来ならトラブルがないほうがいいと思います。
しかし実際は、トラブルがない人生ほどつまらないものはありません。
トラブルがない人生なんて、自分を甘やかすだけ。
失恋は、人生のちょっとしたイベントと考えましょう。
失恋というイベントが起こり、ひどく落ち込んで、困難から這い上がっていく様子が面白いのです。
いいタイミングでイベントが発生したと考えることです。
後は、そこから這い上がるだけ。
だから、人生は面白くなります。