自営業者にとっては、節税対策が欠かせません。
節税対策とは、法の許す範囲内で、納税の負担を軽くする工夫のことを指します。
所得控除や非課税制度を活用すれば、税の負担がずいぶん軽くなる場合があります。
節税対策には数多くの種類があり、ここでは書き切れません。
「節税対策」という名前で何冊も本が書けてしまうほど、数多くの節税対策が存在します。
節税に関する知識は、自営業者にとって必要な知識の1つ。
本業にも関係しますから、知識として身につけておく必要があります。
しかし、いくら節税対策が大切とはいえ、深入りには要注意です。
節税対策は奥が深いため、考え始めると、多くの時間や労力が消費されます。
大きな節税対策ならいいのですが、小さな節税対策になればなるほど、時間に対する効果が薄くなります。
また、節税対策を考えているうちに、いつの間にか合法の範囲を超えてしまう可能性もあります。
合法の範囲を超えれば、節税ではなく、もはや脱税です。
売り上げがあってこその節税対策です。
節税対策ばかりに気をとられ、売り上げが落ちては本末転倒。
節税対策ばかりを考えるくらいなら、本業に集中したほうがよほど稼げます。
大きな節税対策さえできれば、後は本業に集中しましょう。
自営業者の仕事は、節税対策ではなく、あくまで本業です。
細かな節税対策は、顧問税理士に任せておくのが一番です。