面接で答えるときに、在職中の情報の扱いには注意しましょう。
たとえば、個人情報や機密情報です。
企業の内部で仕事をしていると、機密情報に接することがあります。
重要な個人情報や非公開の特別なプロジェクトなどです。
在職中の仕事には、機密情報に関する守秘義務があるはずです。
いくら正直に答えるとはいえ、個人情報や機密情報まで正直に答えるのは不適切。
情報流出になります。
転職を希望する企業との面接に影響しないと思いますが、誤解です。
面接官は、応募者が守秘義務を怠る様子を見て「この人を雇えば、自社の機密情報も漏らされるだろう」と察します。
秘密を不注意に口外する性格を察して、一気に低い評価が下されるのです。
面接官からの質問に答える際、もし機密情報が含まれるなら、特定できない言い方にします。
具体的な社員の名前を出すのが不適切なら「担当者」「代表者」などと言い換えるといいでしょう。
言い換えるのさえ難しければ、回答を完全に断っても大丈夫です。
「恐れ入りますが、機密にかかわるため、お答えいたしかねます」
丁寧に伝えれば、面接官も事情を理解し、それ以上追求することはありません。
また機密情報という理由で回答を断っても、評価が下がることもありません。
むしろ、きちんと守秘義務を守る人間であることをアピールできるため、評価が高くなるでしょう。
個人情報や機密情報に関わることは、評価を気にせず、きちんと断りましょう。