転職活動では、現在の年収を確認されることがあります。
一概には言えませんが、年収と能力は、ある程度関係する傾向があります。
企業としても、応募者の現状を把握したいと思い、年収を考慮に入れることがあります。
ところが事情があり、現在の年収を正直に答えたくない人もいるかもしれません。
羞恥心やプライドなど、事情はさまざまでしょう。
さて、年収を事実と偽って申告した場合、ばれることはないのでしょうか。
結論から言えば、すぐばれることはありませんが、いずればれると考えたほうがいいでしょう。
源泉徴収があるからです。
転職がうまくいった場合、年末調整では、前職の給与を含めて計算する必要があります。
前職を退職する際に発行される源泉徴収票の提出が必ず求められるため、そこで前職の給与は把握されるのです。
企業によっては、過去3年分の源泉徴収票の提出を求められることもあります。
虚偽の申告をしたことが発覚すれば、本人の信用を下げてしまうでしょう。
信用は、仕事をするうえで最も大事な要素の1つ。
信用を落とせば、後の業務に支障を来す可能性もあります。
年収は虚偽を申告したところで、いずればれると考えるのが妥当です。
事情はあるにせよ、企業との信頼関係のためにも、最初から正直に申告するほうが安心です。