ワイシャツは、消耗品と割りきったほうが楽です。
もちろん丁寧な手入れをして、長持ちさせることも可能です。
汚れが目立つところはピンポイントで手洗いをして、ほつれた糸は縫い直します。
取れかけたボタンは縫い直したり、丁寧にアイロンを掛けたりすれば、長持ちさせることは可能です。
しかし、外観上は問題ないように思えても、素材に問題が出るのです。
ワイシャツは、スーツとは違って肌に直接触れるため、汗が付着しやすいのが特徴です。
私たちが汗をかくのは、暑いときだけではありません。
私たちの体は、体温調整のため、常にわずかな発汗をしています。
汗をかいたと感じていなくても、私たちが1日にかく汗の量は、およそ1リットルといわれています。
汗をかいたつもりはなくても、1日の終わりに着終わったワイシャツをにおうと汗臭いのは、そのためです。
しかも単なる水分ではなく、塩分やミネラル分が混ざっているため、雑菌も繁殖しやすい状態です。
直接肌に触れるワイシャツは、スーツとは違い、汗によって素材を傷めやすいため、長期利用が難しいのです。
そうした事情があるため、いっそのこと、ワイシャツは消耗品と割り切ったほうが楽です。
使用頻度にもよりますが、一定期間使えば、新しいワイシャツに買い換えましょう。
役目を終えたと考え、古いワイシャツに別れを告げ、新しいワイシャツを購入します。