ジャケットとスラックス。
それぞれを比較したとき、どちらが先に消耗するかというと、やはりスラックスでしょう。
スラックスは、歩くたびに生地の摩擦が発生するため、消耗も早い傾向があります。
そのうえ地面から跳ね返る砂ぼこり・泥・ごみなどが付着しやすく、汚れやすいのです。
雨の日ともなれば、帰宅後、スラックスが見苦しいことになっているのは確実でしょう。
多くの場合、ジャケットよりスラックスのほうが早く消耗してしまうのです。
「スラックスだけ、いつも先にダメになる」
もし外回りが多ければ、ジャケット1着につき、スラックスを2枚持つ方法もあります。
スラックスをもう1着買うことになりますが、消耗の早さを考えれば、ちょうどよい場合もあります。
2着のスラックスをローテーションさせれば、急に汚れても安心です。
「スーツを購入するとき、ジャケットとスラックスを1着ずつ」という決まりはありません。
自分の都合に合わせて、余分に買えます。
スーツを上下セットで買うとき、スラックスだけ余分に購入するのは、むしろ賢い買い方です。