「なぜ、仕事をしなければいけないのか」
そんな疑問が湧いたなら、仕事を始めてみましょう。
仕事の意味は、実際に仕事を始めたほうが、よくわかります。
もちろん本来は、最初に仕事の意味を見つけてから、就職活動を始めるのが理想です。
仕事の意味が明確なら、人生の方向もはっきりして、志も強くなるでしょう。
しかし、それはあくまで理想であり、難しい状況があるのもたしかです。
アメリカに行ったことがない人が「アメリカとは何か」と論じているようなものです。
アメリカ旅行を経験していなければ、わかるはずもありません。
「なぜ、仕事をしなければいけないのか」という疑問も、同じです。
まだ仕事を経験していない状態で仕事の意味を悟るのは、無理ではありませんが、難しい。
だから、仕事をするのです。
仕事の意味は、実際に仕事を始めたほうが、実感しやすい。
仕事をしていれば、必ず結果が出ます。
そのとき「自分はこのために仕事をしている」という手応えが、じわじわ出てきます。
仕事の意味は、学校の問題集のように、答えが固定されているわけではありません。
仕事の意味は、人それぞれです。
「人と社会に貢献するため」
「家族を養うため」
「自分を試したいため」
人生のステージに応じて、仕事の意味が変わることもあります。
自己成長のために仕事をしていた人が、結婚を機に、家族のために仕事をするようになることもあるでしょう。
仕事の意味がわからないまま、就職活動をしても問題ありません。
仕事を始めると、自分なりの仕事の意味がわかってきます。