グループディスカッションでは、まず意識が大切です。
「メンバー全員が通過するぞ」という仲間意識です。
自分だけ目立ったり、誰かを否定したりするのはよくありません。
グループディスカッションでは、勝ち負けを争うものでなければ、競走するものでもありません。
テーマの結論を出すため、みんなで協力する場です。
みんなで話し合って、より良い結論を導き立ち、メンバー全員が通過するイメージをしましょう。
話し方・態度・結論も大切ですが、それ以前に採用担当者は「どんな意識で参加しているか」を見ています。
心の中は見えないように思えますが、実は見えます。
採用担当者は、ベテランの社会人です。
発言や態度を見れば、その人がどんな意識や考え方を持っているのか、おおむね見抜くことができるのです。
よい意識を持つと、よい話し方・態度・結論へつながります。
だからこそ、グループディスカッションでは「メンバー全員が通過するぞ」という仲間意識が大切です。
お互いが仲間同士であると思うから、発言や態度も柔らかくなり、連帯感が生まれます。
中には、反発する人もいるかもしれませんが、感情的になってはいけません。
こういうときは「そういう意見もありますね」と言って、うまく受け止めながら話を続けましょう。
反対意見の対応の仕方も採用担当者は、よく見ています。
冷静沈着に話を進める姿勢を見せましょう。
意見を発表するときも「みんなで考えた結論」と思えば、自信が出てきます。