資格試験のため、日程変更をするならまだいいでしょう。
資格の試験日は、変更が難しいため、企業は事情を理解してくれるはずです。
応募者が試験に合格すれば、企業にとっても利益につながります。
能力の高い学生は、企業にとっても歓迎です。
「資格試験のため」という事情で日程変更するのは、さほど問題にはならないでしょう。
問題なのは、教育実習です。
教育実習では、一定期間教育の現場に携わることになるため、面接日程と重なりやすい傾向があります。
さて、教育実習と面接日程が重なった場合、どちらを優先すべきか。
次の2つの状況に応じて、対応が変わります。
教職への就職を考えているなら、優先順位は自由です。
支障が出ないよう、総合的に考えたうえで優先順位を決めることができます。
教育実習を優先したとしても、就職に必要な努力ですから、採用担当者も事情は理解してくれるはずです。
判断に迷うようなら、採用担当者と相談したうえで決めるのが無難です。
希望の就職先が、教職以外なら、面接を優先したほうが無難です。
教育実習を優先させると、就業意欲を誤解される場合があるからです。
「この学生は教員になるのが最優先ではないのか。当社は滑り止めの扱いではないか」
そう思われ、選考が不利になる可能性があるのです。
できるかぎり面接を優先させたほうが、選考をスムーズに進めやすくなります。
ただし、カリキュラムの都合上、教育実習の日程変更が難しい場合もあります。
教育実習の変更ができなければ、最後の手段として、面接の日程変更をお願いします。
「カリキュラムの都合上」という点を強調して伝えると、採用担当者の理解を得られやすくなります。