ニートが就職の準備をするなら、気をつけたい場所があります。
自分の部屋です。
自分の部屋は危ないです。
ベッドがあり、テレビがあり、パソコンがあります。
漫画があり、雑誌があり、ステレオがあります。
逃げ場がたくさんあります。
部屋の中で就職の準備をすると、気持ちが緩みやすくなります。
求人雑誌を読んでいると、そばにある漫画が気になります。
「少し気分転換をしよう」と思って漫画を読むと、そのまま夢中になってしまうでしょう。
部屋の中で履歴書を書いていると、そばにあるベッドに引き寄せられます。
「少し休もう」と思ってベッドに座ると、そのまま眠ってしまい、気づけば翌日になっているでしょう。
ニートの生活が緩みやすいのは、心の問題より、場所の問題もあります。
自分の部屋は、甘い誘惑がたくさんありすぎるため、気持ちが緩みやすいのです。
ニートが就職の準備をするなら、部屋の外に出ましょう。
たとえば、図書館です。
周りに人がいて、ほどよい緊張感があります。
緊張感のある空間の中で、アルバイトの情報雑誌を読んだり、履歴書を書いたりします。
部屋の中より気持ちが引き締まるため、はかどることでしょう。
周りに人がいるので、緊張感があります。
もう少し緊張感が欲しければ、喫茶店や気軽なレストランなども、おすすめです。
店内を流れる音楽や、人混みによる適度なざわつきが、ほどよい緊張感を生み出してくれます。
混み合った時間帯を避け、2時間以内の利用なら、店員も寛大に見てくれるはずです。
外は、逃げ場がありません。
逃げ場がないという状況は、家の外に出るしかありません。
「逃げ場がない」という状況を、自分で作るのです。
逃げ場をなくすことで「やるしかない」という状況になり、就職の準備が前に進むのです。