人間は、自分を過大評価する傾向があります。
「一番好きな人は誰か」と聞かれれば「自分」と答えるでしょう。
誰でも、自分が一番大好きです。
自分が一番ですから、公平でなく、自分を特別視する傾向があります。
その結果「自分は偉大な人物である」と勘違いしやすい状況があります。
「自分は世界に大きな影響を与える人間ではないのか」
「自分は世界で特別な人間ではないのか」
考え方が異様に膨らみ、非現実な範囲まで広がってしまうのです。
夢を持つことは大切ですが、異様に誇張した考え方を持つと、かえって苦しくなります。
非現実な夢を持っても、余分なストレスを抱えるだけです。
焦らなくてもいいことに焦っても、仕方ありません。
失礼ですが「自分は偉大な人物」と思うのは、誤解です。
事実から言えば、自分が仕事をやめても、世の中は回るでしょう。
地球の自転に影響はありません。
仮に自分が死んだとしても、翌日は、太陽もいつもどおり輝いているはずです。
「自分がしなければいけない」「絶対に失敗できない」と焦らないことです。
焦ると、余計に息苦しくなります。
自分のできることから始め、自分のペースを大切にしましょう。
自分が小さな人間であると認めることで、素直に他人に協力を求めます。
個人ではなく、団体として動きます。
「小さな力しかない」と素直に認め、他人と協力をすることで、偉大な業績を残しやすくなります。
だから、そんなに焦らなくてもいいのです。