親に「仕事の調子はどうだ」と聞かれたとき、どう答えていますか。
「仕事が大変」と答えていませんか。
よくありがちな返事です。
もちろん本当に大変で死にそうなら、そう答えるべきです。
社員に無理な仕事をさせるのは、会社の体質に何らかの問題がある場合があります。
親ではなく、上司や先輩と今後のことについて、話し合うのがいいでしょう。
しかし、軽い気持ちで大変だと言うなら、見直したほうがいい言葉です。
大変だと言えば、いかにも仕事を頑張っている印象があります。
かっこつけたい気持ちから、大げさに言うこともあるでしょう。
「『大変』と言っておけば、お小遣いがもらえるかもしれない」という、やましい考えもあるかもしれません。
しかし、親は、真面目に受け止めます。
「仕事が大変」という言葉は、親を不安にさせる言葉です。
「どう大変なのか。これからも続けられそうなのか。首にならないだろうか」と思います。
仕事がうまくいっていないような響きに聞こえるのです。
大切なわが子が「仕事が大変」と嘆けば、心配するのは当然の流れです。
親に不要な心配をかけるのは、社会人らしくありません。
親を安心させるには「仕事は楽しい」と答えましょう。
親が安心する一言です。
親の前では、うまくいっている姿を見せるのが、親孝行です。
もっと仕事を頑張ってほしいと応援したくなり、お小遣いがもらえるのです。