執筆者:水口貴博

スキンケアに必要な30の美容知識

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乾燥対策とは、水分を与えることではない。保湿成分を与えること。

乾燥対策とは、水分を与えることではない。保湿成分を与えること。 | スキンケアに必要な30の美容知識

保湿について、よく誤解されていることがあります。

「保湿」と言えば、言葉のとおり、水分を肌に与えるイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

もちろん乾燥した肌には、水分が必要です。

かさついた肌は、水分が足りない状態です。

このことから「保湿」とは「水分を与えること」と考えることが多いはずです。

この点に、少し誤解が含まれているのです。

たしかに水分を与えるのはいいのですが、水分だけではいけません。

もし、本当に水分だけを与えると、どうなるでしょうか。

しばらく経てば、蒸発してしまうのです。

蒸発の際、もともとある水分までも一緒に奪うため、肌の乾燥が以前より悪化してしまいます。

保湿とは、単に水分を与えるだけではありません。

「保湿成分を与えること」です。

保湿成分は、水分をつかんで離しません。

水分の蒸発を防げます。

保湿成分がたくさんあるほど、潤いも保つことができるようになるのです。

乾燥した肌に本当に与えるべきは、水分ではなく、保湿成分です。

保湿成分とともに水分を与えるからこそ、肌は潤いを保ち、乾燥しなくなります。

これが、本当の意味での、保湿なのです。

では、肝心の保湿成分にはどんなものがあるのでしょうか。

「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「セラミド」です。

保湿力は、コラーゲンよりヒアルロン酸のほうが強く、ヒアルロン酸よりセラミドのほうが強くなります。

乾燥対策には、この3つの保湿成分の量を目安にして選びましょう。

乾燥した肌には、保湿成分を与えるのです。

スキンケアに必要な美容知識(6)
  • 乾燥対策は「水分の量」ではなく「保湿成分の量」に注目して、化粧品を選ぶ。
コラーゲンを塗っても、肌のコラーゲンにはならない。

スキンケアに必要な30の美容知識

  1. まず身につけるべきは、化粧品より、美容知識。
  2. クレンジングで心がけたい、美の3ステップ。
  3. 化粧水をつけて、すぐ乳液を塗らない。
  4. 乳液のべたつきが苦手な人は、オリーブオイルやホホバオイルがおすすめ。
  5. いい香りがするアロマオイルは、化粧品に含ませてもいいのか。
  6. 乾燥対策とは、水分を与えることではない。
    保湿成分を与えること。
  7. コラーゲンを塗っても、肌のコラーゲンにはならない。
  8. 化粧品に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸のよくある誤解。
  9. 本当のセラミドを使った化粧品の見分け方。
  10. 肌質は、生活習慣によって、変えることができる。
  11. しわができる本当の原因は、乾燥ではなく、コラーゲンの損傷。
  12. しわ対策は「コラーゲン配合」より「レチノール配合」のほうが、効果的。
  13. 「表皮のしわ」と「真皮のしわ」の違いと対策。
  14. 濡れた髪を自然乾燥させるのは、髪を傷めるもの。
  15. 濡れた髪をくしでとかすから、髪がぱさぱさになる。
  16. 喉の渇きは、体から発する悲鳴である。
  17. 鼻の黒ずみを取るパックにまつわる、私の失敗談。
  18. 寝る時間を削ってまで、半身浴をする必要はない。
  19. 睡眠不足は、犯罪です。
  20. キュウリを使ったパックは、タイミングに気をつける。
  21. 昔から愛用している化粧品でも、ある日、牙をむくことがある。
  22. 原因は必ずしも、1つとは限らない。
  23. ビタミンの効果は、毎年リニューアルされるものではない。
  24. 無駄毛の上手な除毛手順。
  25. 荒れた唇には、蜂蜜とラップを使ったパックが効く。
  26. ノーメイクや薄化粧の人でも、最低限の紫外線対策は必要。
  27. 眠くて目をこすると、茶色のくまができる。
  28. 顔面マッサージのしすぎは、かえって顔のたるみを進行させる。
  29. 就寝がずれるとしても、できるだけ1時間以内に抑える。
  30. どうしても自分で解決できない悩みは、美容皮膚科に頼る選択肢もある。

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