その映画監督が、主演している美人女優と結婚をするという話をよく耳にします。
たまたま映画を通じて知り合っただけかと思いますが、少し変わった事情があります。
絶世の美人女優と、どう結ばれたのでしょうか。
美人であるゆえの、独特の人間心理が絡んでいます。
実は美人ほど、男性から叱られる経験が、ほとんどありません。
立っているだけで、周りの男たちがしっぽを振りながら、近寄ってきます。
優しく接してきて、ちやほやされます。
「きれいだね。かわいいね」と、褒められる経験ばかりです。
しかし、褒められることに慣れている一方、叱られることには慣れていないのです。
そこで登場するのが、厳しい映画監督です。
映画監督は、映画を撮る都合上、相手が誰であろうと厳しく叱ります。
演技が下手だと撮影にならないため、容赦しません。
そこで美人は、初めて叱られるのです。
もちろん叱るだけなら、そこで嫌われて終わりですが、映画監督は違います。
この後がポイントです。
映画監督は、叱った後、女優の演技が改善されれば、褒めちぎります。
「よくなったよ。やればできるね。素晴らしい!」
厳しい映画監督だからこそ、演技がよくなるまで厳しく接しますが、演技がよくなれば一転して大喜びするのです。
褒めて演技がうまくなれば、いい撮影にもつながります。
叱った後に褒められると、美人女優はほろっときます。
最初は怖いと思いながらも、真剣に叱ってくれる人に対して、印象がよくなります。
「彼は私のことを真剣に考えてくれている」という愛情を、感じるようになるのです。
その結果、映画監督と美人女優が結ばれるのです。
美人は、叱られた後、褒められるのに弱いです。
絶世の美女の唯一弱点は、ここです。
叱られることに、慣れていない点です。
そこをつけばいいのです。
優しく接するだけではありません。
絶世の美女には、映画監督のように、厳しく接してから、後から優しく接します。
叱られ慣れていないため「自分のことを真剣に考えてくれている」と感じ、ほかの男性とは違った目で見始めるのです。