基本的な食事形式としては、テーブルに座って食事をするのが一般的です。
座って食べられるので疲れにくく、長時間ゆっくり話をしながらできるのが良い点です。
しかし、すべてではありません。
少人数で食事をする場合はいいのですが、大勢で食事をする場合は限界があります。
座ったままでは、正面や両隣の人としか話ができなくなるのです。
そこで登場するのが、立食の食事形式です。
立ちながら飲食できるスタイルですから、自由に移動ができ、さまざまな人と話ができるようになります。
これが立食パーティーの素晴らしい点です。
多くの人との交流を目的とする「歓送迎会」や「交流会」などでは、頻繁に取り入れられています。
気軽な食事形式ではありますが、要注意です。
テーブルに座って食事をするのは「固定的」ですが、立って食事をするのは「流動的」です。
会場内なら、いつでもどこでも移動ができます。
いつでも動ける状態だからこそ、常にさまざまなことへ気を配る必要があり、個人のマナーが表に出やすいのです。
たしかに気軽ではありますが、気軽さがあるために、マナー違反も犯しやすい。
気持ちを引き締めて挑みたいところです。
むしろ、立食パーティーだからこそ、よりマナーが大切になるのです。