あなたは生まれて初めて旅行をした日のことを覚えていますか。
親が子どもに「旅行に行こう」と言ったとします。
まだ旅行を経験したことのない子どもにとって「旅行って何だろう」と思います。
私たち大人には、当たり前の単語である旅行。
しかし、子どもには未知の単語であり、意味がわからないのです。
「おいしいもの? 楽しいこと? 怖いこと?」と思います。
このとき、親であるあなたなら、どう説明しますか。
次のように子どもに言ってあげるといいでしょう。
「珍しくて楽しい遊びをするために、家族みんなで少し遠くに出かけましょう」
この言葉に、子どもは目を輝かせるはずです。
「珍しくて楽しい遊び」に興奮しないはずがありません。
これが子連れ旅行の考え方です。
子どもが普段の生活で感じられる刺激は限られています。
そこで、親の力を借りながら遠くへ行って、普段では味わえないような珍しい体験をさせてあげます。
動物園や水族館には、珍しい動物がたくさんいます。
動物たちを見たり触れたりすることで、子どもは世界観を広げます。
森林公園には、珍しい草花や遊具があります。
珍しい草花に子どもは興味を示しますし、体を動かすことで健全な発育を促します。
テーマパークには、さまざまな乗り物があります。
普段の生活では味わえない興奮を楽しみ、勇気や度胸を身につけるいい機会です。
それが旅行のよさであり、面白さです。
子どもが「旅行って楽しいな。面白いな」と思えば、大成功です。
旅行の意味というのは、体験をさせながら理解させるのです。