執筆者:水口貴博

子連れ旅行で家族の絆を深める30の方法

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「旅行中止」という重大な決断が、逆に親への信頼感を深める。

「旅行中止」という重大な決断が、逆に親への信頼感を深める。 | 子連れ旅行で家族の絆を深める30の方法

「お母さん、苦しいよ」

子どもが急に体調不良を訴えたとき、あなたならどうしますか。

せっかく計画を立てたのだから、何とか無理してでも行けないかと考えます。

もちろん軽微な擦り傷や吐き気くらいなら、時間の経過とともに改善が期待できます。

しかし、風邪やそのほかの病にかかり、しばらく安静が必要な体調不良の場合、旅行に行くべきかどうか、迷います。

体調不良の原因にもよりますが、子どもが体調不良を訴えているときに無理に連れて行くのは、おすすめできません。

旅行を中止する勇気も必要です。

体調が変わりやすい子どもを無理に連れて行くと、さらに病状が悪化する可能性が高いからです。

せっかくの旅行が台無しになるだけでなく、さらに病状を悪化しかねません。

なにより、親子の信頼関係に影響が及びます。

無理に子どもを連れて行こうとすると「子どものことより旅行を優先させている」と子どもは感じます。

親に対して不信感を抱くようになります。

親には、旅行のキャンセルは大きな決断になるでしょう。

キャンセル料が発生して金銭的なダメージがあったり、突然の予定変更は同行メンバーに迷惑がかかったりなどの影響があります。

しかし、子どもは自分の体調を思ってキャンセルしてくれたことに、きっと感謝を抱くに違いありません。

親が旅行の中止をすることで、子どもは「心配してくれている。大切にされている」と実感できるのです。

すると結果として、親に対する信頼関係が以前より深まります。

旅行はできなかったとしても、旅行をしたかのように絆は深まるのです。

子連れ旅行で家族の絆を深める方法(25)
  • 子どもが体調不良で、旅行が難しいなら、思い切って旅行を中止する。
子どもにとって飛行機の窓から見える光景は、もはや勉強だ。

子連れ旅行で家族の絆を深める30の方法

  1. 「もう少し成長してから」と思っていると、逆に思い出を作るタイミングを逃してしまう。
  2. 子連れ旅行を始める時期の目安は、3歳前後。
  3. 子連れ旅行で一番大切なことは、大人目線ではなく、子ども目線で考えること。
  4. 子どもとの旅行コースは、観光より娯楽施設を中心に。
  5. あらゆる乗り物の中で、自家用車ほど融通の利く交通手段はない。
  6. 「子連れ旅行の練習」は、車を使って10分で行けるところから始める。
  7. 子どもにとってパッケージツアーを、どう感じるか。
  8. そもそも「子連れ旅行」の目的は何だろう。
  9. タクシーを貸し切ったほうが安上がりの場合がある。
  10. 子どもが絶対に嫌がらない魔法の料理とは。
  11. 初めての土地でも、子どもが楽しめる場所を簡単に探し出す方法。
  12. 子どもは親と手をつなぐと、知らない場所でも怖くなくなる。
  13. 平日の旅行なら、通勤ラッシュに気をつけろ。
  14. 旅行の食費を少しでも抑えるために、食事を済ませてから出かける。
  15. 小腹対策にお菓子は不適切。
    お菓子の代わりになる、ある食べ物とは。
  16. パッケージツアーは、時間の短いものから慣れていこう。
  17. 子連れ旅行によって、子どもの目は、内から外へと向けられていく。
  18. 家族で旅行をするとき、ゲーム機の持参はよくない。
  19. 雨が降ったら気持ちいいと考える。
    雨の日を悪者扱いしない。
  20. 迷子のための連絡先は、持ち物ではなく、身につけているものに書いておく。
  21. 外で遊んでいると、つい忘れがちな日焼け対策。
  22. 高級ホテルが、必ずしも子どもにとって適切な宿泊施設とは限らない。
  23. 信頼できる情報源は、実は身近なところにあった。
  24. はしゃいでいい場所、いけない場所は、親がきちんと区別をする。
  25. 「旅行中止」という重大な決断が、逆に親への信頼感を深める。
  26. 子どもにとって飛行機の窓から見える光景は、もはや勉強だ。
  27. 子連れ旅行では、何でも妻に任せきりにしないこと。
  28. 泣き出した子どもを泣きやませようとして、陥りやすい悪循環。
  29. 旅先で泣き出した子どもを泣きやませる2つの方法。
  30. 子連れであることに引け目を感じる必要はない。
    子連れだからこそ得られる特権を利用せよ。

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