ホテルに到着して、予約した部屋へ向かうことになります。
部屋の鍵を開けて入ってみると、想像していた部屋とは違う場合があります。
日当たりが悪かったり、眺めが悪かったりするのです。
しかし、部屋の電話を使ってホテルのフロントに「イメージが違うので部屋を変えてほしい」と言っても、たいてい断られます。
部屋に何らかの欠陥がある場合は変更をしてもらえます。
日当たりや眺めが悪い程度のような軽微な内容では、ホテル側にもルールがあるため聞き入れてもらいにくいのです。
宿泊客のわがままを許してしまうと、ほかの宿泊客から「あの客だけずるい」と、文句が出ることでしょう。
しかし、ここで部屋の変更をしてもらいやすくなる方法があります。
部屋を変えてほしいというお願いを「電話」でしてはいけません。
簡単な方法でお願いをするから、簡単に断られます。
電話では断りやすく、熱意が伝わりにくいのです。
では、どうすればいいのか。
スーツケースを持参したまま、もう一度ホテルのフロントに戻って「部屋を変えてほしい」と主張してみましょう。
すると、変更してもらえる可能性が高くなります。
スーツケースを持参してフロントに戻ることで「私はこの部屋に泊まるつもりはない」という断固とした意思表示になるからです。
インパクトが強く、フロントスタッフに熱意が伝わりやすくなります。
スタッフにとっても申し訳ない気持ちにさせることでしょう。
その結果、部屋の変更を聞き入れてもらえる可能性が高くなるのです。