韓国に海外旅行中、食事を注文しようとしたときのことです。
韓国語がわからなかったので、英語を使って注文しようとしました。
すると、困った表情をされたことがあります。
「私は英語なんて知りません。ここは韓国何だから、韓国語で話してください」というメッセージです。
英語は国際標準語だから通じるだろう、という私の考えが甘かった。
通じると言えば通じます。
事実上、英語は国際標準語です。
すべての人が完璧に英語を理解しているわけではないですが、簡単な英語くらいなら、伝わることでしょう。
しかし、通じても、あまりいい気分はされません。
正しい英語の発音や文法で、いくら流暢に話せても、そこは人間です。
英語を話すほど、現地の人は「英語くらい知っているよね。理解できるよね」と上から目線で話しかけられていると感じます。
聞き慣れない言葉で話しかけられると、あまり気分はよくありません。
私は韓国語を詳しくわかりませんが、簡単な言葉はガイドブックに載っていました。
そこで簡単な韓国語で話しかけると、優しく教えてくれる場合が多いです。
たどたどしく、文法も発音もかなり間違っているはずです。
しかし、その現地の言葉で一生懸命に話そうとすると、急に態度が柔らかくなります。
「この人は外国人だな。でも、わが母国語を一生懸命に話そうとしてくれている。少しでも理解してあげたい。助けてあげたい」
そう思われます。
各国に旅行すれば、それぞれの国の言葉があります。
旅行先が英語圏内なら、もちろん英語がいいでしょう。
しかし、英語以外の言葉を話す国に旅行したときは、できるだけ現地の言葉で話をするように心がけましょう。
イタリアならイタリア語、中国なら中国語、韓国なら韓国語、ベトナムならベトナム語です。
「ありがとう」「お願いします」という簡単な言葉で結構です。
さあ、行きの飛行機の中で勉強です。
最低限の挨拶を覚えることができなければ、ガイドブックを見ながら現地の言葉を伝えてもかまいません。
たどたどしい言葉を恥ずかしがらないことです。
下手でもいいから現地の言葉を一生懸命話そうとすると、喜ばれます。