究極の「ながら勉強」は、やはり「体験すること」に尽きます。
外れがなく、間違いのない方法です。
本を読むより、人の話を聞くより、テレビで見るより、体験は深く学べます。
物事を1つ経験するときには、さまざまな刺激が一度に飛び込んできます。
五感に加え、感情も加わるため、記憶に深く残ります。
あなたは「アザミ」という植物をご存じですか。
私の実家は田舎なので、家のすぐそばの道端には、アザミがたくさん咲いています。
アザミを辞書で調べると「葉は大形で深い切れ込みがあり、とげが多く、花は頭状花で、紫色」とあります。
よく知っている私でさえ「イメージが湧きにくい」と思います。
説明文を読んだだけでは、イメージがつかめません。
こうしたときには、実際に一度アザミに触れると、よくわかります。
どのような形をしているのか。
肌触りや堅さ。
においや大きさ。
とげは、どれほど鋭いのか。
それらを一度に学べるのが、体験です。
だからこそ、体験に勝る勉強はありません。
最も優れた「ながら勉強」は、体験です。
五感と感情を一度に総動員させて、学べます。
本をいくら読んでも、写真をどれだけ眺めても、人からどれだけ話を聞いてもわからないことが一瞬でわかってしまうのです。