私は昔から、レストランで間違えたメニューが出てきても、いらいらすることがありません。
「まあいいや」と考える癖があるからです。
レストランでホットケーキを頼んだのに、店員の人が注文を聞き間違えて、まったく異なる料理を出してくることがあります。
本来なら「頼んだ注文と違いますよ」と言えばいいのですが、私は「まあ、いいか」と考えてしまうのです。
普段はなかなか頼まないメニューが運ばれてきたのだから、新しい味を知るチャンスだと思ってしまうのです。
単純に怒ったり、いらいらしたりすると自分が苦しんでしまうため、よい方向へ考えようという手段でもあります。
「偶然」や「たまたま」は、チャンスに変えることができます。
怒ったりいらいらしたりすることも減ってしまいます。
「自分の注文の仕方が悪かったのかな」と、自己改善のチャンスにさえ変えることも可能です。
考え方しだいであり、受け止め方しだいなのです。
「これは違う、あれも違う」と自我を突き通そうとすると、疲れます。
しかし、起こった偶然をありのまま受け止めれば、チャンスに変えることができるのです。