食意識の向上のために、ぜひやってみてほしいことがあります。
自分が食の神様になったつもりになってください。
「私は人であって神様ではない」と思うかもしれません。
もちろん実際は人であって神様ではありませんが「ありえない」と拒絶するだけでは世界が広がりません。
頭を柔らかくして考えてみましょう。
もちろん想像でいいので、自分が食の神様になったと仮定して、日常を見渡してみましょう。
特別な存在であり、神秘的な力を与えることが可能です。
するとどうでしょう。
いつもとちょっと違った見え方がするはずです。
食の神様になったつもりになると、どうなるのか。
自然と食に関心が向かいます。
食に対する着眼点が鋭くなって、今まで見えてこなかったところが見えてくるようになります。
まず人の食べ方に注意が向くでしょう。
人の食事マナーも気になり始め、チェックをしたい気持ちになるはずです。
「いただきます」「ごちそうさま」という挨拶が気になるでしょう。
「くちゃくちゃ」と「もぐもぐ」の違いが浮き彫りに見えてくるでしょう。
完食できているか、食べ残しているか気になるでしょう。
粗末な食べ方をする人がいれば、不快な気持ちになって罰を与えたくなるでしょう。
一方、上品で丁寧な食べ方をする人がいれば、ほほ笑ましい気持ちになってご褒美を与えたくなるはずです。
食の神様になったつもりになると、その立場を疑似体験できます。
「なるほど。食の神様から気に入ってもらうにはこうすればいいのだね」
誰かに教わるまでもなく、おのずと大切なポイントが見えてくるようになります。
つまり、食の神様に愛されるポイントが見えてきます。
夫婦円満を実現する方法として、相手の立場を経験することが効果的とされています。
これは食生活においても同じです。
神様の立場を経験することで、印象のよい食事マナーや正しい食生活の在り方が見えてきます。
食の神様に愛されることは、誰かに教わるものではありません。
自分で気づくものです。
自分が食の神様になったつもりになることで、自分で気づいていきましょう。
では、さっそく食の神様になったつもりになってみましょう。
できるかどうかは関係ありません。
できる範囲でいいのでやってみてください。
あなたは食の神様です。
難しいかもしれませんが、一度本気になって想像してみてください。
食の神様になりきってください。
どんな景色が見えてくるでしょうか。
それが、食の神様に愛されるポイントです。