うっかり同じ本を買ってしまうことがあります。
すでに持っているにもかかわらず、すっかり忘れていて記憶になく、同じ本を買ってしまうことがあるものです。
本を買って、自宅に戻って本棚を眺めているとき、同じ本を見つけ「しまった!」と気づきます。
一度は経験があるのではないでしょうか。
「無駄遣いをしてしまった」と悔しい気持ちになってしまうでしょう。
読んだ本を覚えていないなんて情けない気持ちになります。
あなたなら、2冊目の本をどうしますか。
こういうときの本の扱いは、なかなか難しいところです。
「同じ本を2冊持っていても仕方ない」と、一方を処分するかもしれません。
あるいは、古本屋で売ってしまう人もいるでしょう。
レシートが手元に残っているなら返品することもできるはずです。
もちろん捨てたり売ったり返品したりするのは本人の自由ですが、それでは普通で味気ない。
ここで発想の転換です。
うっかり同じ本を買ってしまったら「プレゼント用」として考えましょう。
うっかり同じ本を買ってしまったら、プレゼントのチャンスができたということです。
その本を誰かにプレゼントしましょう。
本のジャンルを考えながら、好みが合いそうな知人友人にプレゼントします。
プレゼントがきっかけで、もっと親しくなるチャンスが得られるかもしれません。
「もしよかったら、この本をプレゼントします」
きっと相手は喜んでくれるでしょう。
正直に事情を告白するのもいいでしょう。
「うっかり同じ本を買ってしまってね。よかったらこの本を差し上げます」
捨てたり売ったりするくらいなら、誰かにプレゼントしたほうが喜ばれます。
「面白そうな本ですね。ありがとう」と喜んでくれるでしょう。
人にプレゼントすれば、同じ本を買っても無駄になりません。
プレゼントする機会にもなり、人間関係が向上するチャンスにもなって、一石二鳥です。
本のジャンルが特殊で、好みの人が見つからないときもあるでしょう。
特に専門書は贈る相手が限定されます。
贈る相手がいなければ、図書館に寄贈してはいかがでしょうか。
どの図書館でも、寄贈を受け付けています。
贈る相手が「人」ではなく「図書館」に変わるだけであり、プレゼントに変わりありません。
専門的な本であっても、図書館であれば、誰かが借りてくれます。
贈り物をしたあなたは、素晴らしいことをしたことになります。
幸せのタネをまいたことになるのです。