出会いで注意したいのは「構えること」です。
構えとは、一種の戦闘態勢です。
もちろん出会いは、準備が必要になることもあります。
「準備は、構えることと同じ」と思いがちですが、これは誤解です。
準備とは、本番をうまく行うために前もって支度することをいうのであって、構えとは違うのです。
出会いのために準備をするのはいいですが、構えないことです。
あなたが構えると、相手も構えます。
「さあ、かかってこい!」となれば「あなたのほうこそかかってこい!」となります。
気合の入った姿勢を見せると、相手も釣られて気合の入った姿勢になるでしょう。
肩に力が入ってしまい緊張します。
「簡単には心を開かないぞ」となり、心の中でブロックができます。
勝ち負けを競う場面でもないのに、競うような雰囲気になります。
初めて会うやいなや戦闘モードになるのはよくありません。
せっかくの出会いが堅苦しくなり、形式張ってしまいます。
いい出会いをしたいなら、変に構えないことです。
リラックスを心がけましょう。
肩の力を抜いて、自然体で出会いましょう。
あなたが自然体になると、相手も自然体になります。
あなたから発する穏やかな空気が相手に伝わって、心地よい出会い方ができます。
「ありのままの自分を見てもらう」と考えるとうまくいきます。
「ダメな自分を見られても、それはそれでいい」と考えるくらいでちょうどいいのです。
ダメな自分も、正直な自分です。
完璧な人間は世の中に1人もいません。
ダメな自分も、それが正直な姿なら、ありのままの姿です。
ダメなところがあるのは人として当たり前のことなのですから、堂々とすることができます。
正直な姿を見せてイメージダウンにつながったなら、それもまたよし。
あなたから離れる人もいるかもしれませんが、それでもいいのです。
嫌われるなら、早めに嫌われたほうがいい。
相性が早めにわかるので、かえって好都合です。
出会いに構える必要はありません。
むしろ構えてはいけないのです。
素晴らしい出会いをしたいなら、なおさら構えないことです。
自然体で出会うのが一番です。
「ありのままの自分を見てもらおう」
「ダメな自分を見られてもいい」
「恥ずかしいところを見られてもいい」
そう思うと、肩の力が抜けます。
あなたが肩の力を抜けば、相手も肩の力を抜くのです。