上品な人になるとき、注意したいことがあります。
「自慢」と「軽蔑」です。
「私はこんなにすごい。私はこんなに優れている」と自慢していませんか。
「あの人は劣っている。あの人はレベルが低い」と軽蔑していませんか。
心当たりがあれば要注意です。
自慢と軽蔑は、次元の低い行為の1つ。
どれだけ外見は整っていても、自慢や軽蔑があれば、上品とは言えません。
表向きは上品に見えても、うわべだけ繕っているにすぎません。
いずれ化けの皮が剥がれてしまうでしょう。
自慢や軽蔑をしている人は、悪印象につながります。
「あの人は上品そうに見えるけど、本当は下品だね」と周りからささやかれるでしょう。
自慢や軽蔑をする人に、上品な人はいないのです。
上品な人は、自慢も軽蔑もしません。
どれだけ能力が優れていても、おごり高ぶることはありません。
むしろ常に謙虚に振る舞います。
「まだまだ未熟者です」「運がよかっただけです」「周りの人に支えられたおかげです」と控えめになります。
謙虚になって物腰を低くしていると、上品な印象が漂います。
「あの人はこんなに優秀なのに謙虚だね」
意外なギャップが生まれ、ますます印象がよくなっていくのです。
自分の言動を振り返ってみてください。
自分の素晴らしさをひけらかしていないでしょうか。
自慢話をしたり偉そうな態度を取ったりしていないでしょうか。
人を見下したり優劣をつけたりしていないでしょうか。
誇りや自信を持つのはいいですが、自慢や軽蔑をするのはよくありません。
自慢に注意しましょう。
直接誰かを攻撃しているわけではありませんが、印象がよくありません。
自慢をすると、自然と偉そうな態度になってしまいます。
自分は誇らしくて気分がいいかもしれませんが、相手は見下されているように感じて、不快感を覚えるかもしれません。
聞かれてもいないのに、ずけずけひけらかすのは上品ではありません。
詳しく答えるなら、相手から聞かれたときだけにしておきましょう。
軽蔑にも要注意です。
人をばかにしたり見下したりしないようにしてください。
露骨な悪口は言語道断です。
相手からばかにされたり見下されたりしても、感情的になって言い返さないようにすること。
いつの世も、ぶつかるのは同じレベルの者同士です。
言い返したら、相手と同じレベルということになり、ますますトラブルの火が炎上します。
華麗にスルーするのが一番です。
上品な人になりたいなら、しっかり心に誓ってください。
「自慢をしない」
「軽蔑をしない」
これを忠実に実行できたなら、必ず上品な人に近づけます。