人によっては、収集癖を持つ人もいるでしょう。
趣味で切手を集めていたり、人気キャラクターの人形を集めていたりです。
もしあなたに収集癖があるなら、前もって納得できる説明を考えておきましょう。
もちろん収集癖が絶対悪いとは言い切れません。
集めたものを通して、世界観が広がったり造詣が深まったりすることもあるでしょう。
収拾したものに触れることで、生きる喜びを得たり、勇気をもらったりすることもあるはずです。
趣味は人それぞれ。
人には趣味を持つ権利があります。
自分の価値観をより深く追求した結果、収集癖に行き着くこともあるでしょう。
「自分に収集癖はない」と思う人でも、実際はわかりません。
収集癖は、自覚があるとは限らず、無自覚の場合もあります。
たとえば、大好きな漫画があって、単行本が発売されるたびに買っていると、部屋にはずらりと一式の本が並ぶでしょう。
この状態は、すでに収集癖の一種と言えます。
女性なら、お気に入りの靴を買い集めていることもあるでしょう。
靴箱にずらりと靴が並んでいれば、もはや収集癖の一種です。
病的とまでいかなくても、軽度な収集癖なら、実は誰にでもあること。
デジタルデータのように物理的な置き場所が不要な収集癖ならまだいいでしょう。
どれだけ集めても、物理的空間を占有しないため、相手に迷惑をかけることが少ないはずです。
しかし、漫画や人形のように置き場所が必要な収集癖となると、話が変わります。
集めれば集めるほど、大量のものが部屋を占拠していくため、同棲相手から何らかの小言を言われるはずです。
「そんなに集めてどうするの?」
「邪魔になるから捨ててほしい」
我慢の限界に達した相手が、あるとき無断で捨ててしまう可能性もゼロとは言い切れません。
「大事なもの」「邪魔しないでほしい」という言い分だけでは、相手の納得を得るのは難しいでしょう。
そのため、収集癖のある人が同棲するなら、納得できる説明の準備が必要不可欠です。
たとえば「仕事に役立っている」という説明です。
「仕事の研究で使っている」「仕事の参考になっている」などの言い分なら、無駄とは言い切れません。
間接的に収入につながっているなら、相手もうなずきやすくなるでしょう。
また「精神的な安定が得られている」という説明も、一理あります。
安らぎが得られている効果があるなら、相手もむげに否定できないはずです。
説明の仕方は人それぞれですが、少なくとも相手が納得できるような説明の準備は必要です。
「それなら仕方ない」と思うような説明ができれば、自分の価値観を守ることができます。
同棲だけでなく、結婚生活を長く営むためには、相手の理解が必要です。