仲直りをするために意識したいのは「同じ行動」です。
つまり「2人で一緒に行動する」ということです。
喧嘩をした相手とは、別々に行動したいと思うでしょう。
普段は一緒に行動していても、喧嘩の後は「会いたくない」と思うはずです。
反発力が働いて、別々に行動しがちです。
しかし、別々に行動していると、お互いの心も別々のままになります。
仲の悪い雰囲気が態度や行動に表れると、仲直りのチャンスをつかみにくくなります。
物理的な距離が離れると、心の距離もどんどん離れていく一方。
いつしか2人の心の距離は、縮められないほど離れてしまっているのです。
仲直りのチャンスは、自然とやってくるものではなく、自分から作り出していくもの。
積極的な仲直りとして、まず自分から相手に近づき、同じ行動を心がけましょう。
同じ行動をすることは、仲直りのチャンスを作ることになります。
抵抗感があっても、乗り気でなくてもいい。
気が進まなくて大いに結構。
とりあえず同じ行動をするだけでいいのです。
相手は「どうして付いてくるの?」と思うかもしれませんが、理由は何でもいいので、同じ行動を心がけるようにします。
たとえば、相手が「ちょっと散歩してくる」と言ったときは「私も一緒に散歩する」と言って付いていきましょう。
2人で散歩をしていれば、少なからず会話のチャンスが生まれます。
相手が「コンビニに買い物をしてくる」と言ったときは「私も一緒に行く」と言って付いていきましょう。
一緒に行動していると、仲が悪くても、よいような雰囲気が出てくるでしょう。
2人で同じ行動をしているうちに、険悪な雰囲気はどこかへ吹き飛んでいるでしょう。
愛着・愛情・仲間意識が刺激され、仲直りがしやすくなるのです。