同棲中のある日、相手に多額の借金があると気づくことがあります。
消費者金融から、督促のはがきが届いたり電話がかかってきたりです。
同棲相手が多額の借金をしていることを知れば、大きなショックを受けるでしょう。
相手から打ち明けてくれたならまだしも、隠されていたこともショックです。
相手がこっそり借金していることに気づいたときほど悲しいことはありません。
同棲相手に多額の借金があると気づいたとき、どうするか。
次の3つがポイントです。
まず落ち着きましょう。
感情的になって、相手を厳しく問い詰めるのはよくありません。
相手は萎縮して、本音を話してくれなくなります。
あるいは喧嘩に発展して、さらにトラブルが大きくなることもあるでしょう。
心情としては厳しく問い詰めたいかもしれませんが、デリケートな場面です。
言葉遣いには十分注意しましょう。
こうした場面では、相手を叱るより、心配する話し方のほうが効果的です。
「何か不都合なことでもあったの?」
「私に原因があるのかな。2人で一緒に頑張りたいから、正直に話してほしいな」
「今日から寝られなくなるよ。怒らないから、正直に話してほしい」
心配されていると知った相手は、優しい気持ちに心を動かされ、心を開きやすくなります。
借金について相手が正直に打ち明けてくれたら、一緒に返済計画を立てて考えましょう。
「相手のトラブルだから自分には関係ない」と思いますが、実際は無視できません。
結婚を前提にした同棲なら、相手の事情とはいえ、ゆくゆく自分にも関係してくる問題です。
相手が「自分の責任で何とかする」と言ってきても、安易に信用しないほうがいいでしょう。
何とかできなかった結果が、借金です。
消費者金融からの借金は利息も高いため、やみくもに放置できません。
背けたくなる現実かもしれませんが、こういうときこそ助け合いです。
愛する人の役目として、一緒に借金の返済計画を考えましょう。
口頭だけの返済計画はよくありません。
口頭は、記憶も曖昧で抽象的です。
実行力にも欠ける部分があるため、同じ失敗を繰り返しやすくなります。
返済計画は、口頭ではなく、紙に書くようにしましょう。
借金完済まで文字やグラフとしてシミュレートすることで、目に見える形になります。
具体的になると、返済へのモチベーションも向上します。
その紙は、2人の目に見える場所に貼っておくといいでしょう。
たとえば、冷蔵庫に貼っておけば、必ず毎日見るため、返済意識を維持しやすくなります。