人前で緊張しない最強の方法は、場数を踏むことです。
慣れに勝るものはありません。
実際に人前で発表する経験を重ねるにつれて、だんだん慣れることができます。
場数を増やして慣れが強くなると、本番がスムーズになるだけでなく、緊張もしなくなります。
十分な場数を踏めば、最終的に緊張することすら難しくなります。
さて、場数を踏むとはいえ、本番を練習の代わりにするわけにもいきません。
調整できる場合もありますが、場面が限られています。
失敗できない本番なら、なおさらです。
場数を踏む前に、重要な本番を迎えなければいけないときもあるでしょう。
そんなときは、身近な人に協力をお願いして、リハーサルを経験しておくことが効果的です。
たとえば、親や友人に聴衆役をお願いして、発表を聞いてもらいます。
発表は、本番と同じ状態で進めるようにします。
本当の場数ではありませんが、場数の一部にはなります。
誰かに発表を見てもらうだけであっても、実際に人前で話す経験になるのは事実。
実際に「人から見られる」という経験をしておけば、慣れを作る助けになります。
見てもらうのは1名だけでもいいですが、できるだけ多いほうが効果的です。
聴衆役が多ければ多いほど、本番に近い緊張を体験できるので、リハーサルの価値が高まります。
実際に発表を見てもらえば、改善点も指摘してもらえます。
中には厳しい意見や指摘もあるかもしれませんが、素直に受け止めて改善に役立てるのが賢明です。
本番前なら、いくら失敗しても大丈夫です。
「本番前に恥をかけるのは、むしろラッキー」と考えておきましょう。
練習の時点で改善点がわかれば、より本番の出来栄えがスマートになります。
本番前に失敗できた分だけ、本番の成功率を上げることができます。
本番前に少しでも慣れを作っておくことで、本番の緊張や恥ずかしさを軽減できます。
本番前に緊張しておく分だけ、本番は緊張しなくなります。