住んでいるアパートに防犯カメラは設置されているでしょうか。
ストーカーの被害届の1つとして、防犯カメラの録画映像も有効です。
防犯カメラによる録画映像はデジタル記録ですが、証拠能力と証明力を兼ね備えています。
顔まではっきり写っていれば、本人の特定も容易でしょう。
アパートに不法侵入している様子、郵便ポストやごみ捨て場を物色している様子。
違法行為をしている録画映像があれば、証拠として提出でき、法律に基づく対処を行えます。
防犯カメラが設置されていたほうが、アパートの住人も安心して暮らせるでしょう。
さて、問題なのは、防犯カメラが設置されていないアパートの場合です。
大家や管理会社に依頼すれば、すぐ防犯カメラを取り付けてもらえそうな気がしますが、少し事情が特殊です。
残念ですが、大家や管理会社に防犯カメラの設置をお願いしても、断られるのが一般的です。
たしかに大家や管理会社には、建物の安全を確保して、住民に安心できる空間を提供する義務があります。
防犯カメラを設置しているアパートも数多く存在します。
しかし、防犯カメラはどのアパートにも設置されているものとは限りません。
特に古いアパートは、防犯カメラが設置されていない場合のほうが多いでしょう。
そのため断られることが多く、自己負担で防犯対策を行う必要が出てきます。
ただし、これはあくまで一般的な話です。
大家や管理会社によっては、住人の意見を尊重して対応してくれる可能性もあります。
「物騒なので設置していただけないでしょうか」と丁寧にお願いすれば、すんなり意見が通る場合もあります。
また1人だけでお願いするより、複数人による集団でお願いしたほうが、さらに対応してもらえる可能性が上がります。
無理を承知で一度お願いしてみる分には無駄にならないはずです。