同棲解消には原因があるはずです。
相手にあることもあれば、自分にあることもあるでしょう。
もちろん同棲解消の話し合いでは、原因にも触れるはずですが、注意したいことがあります。
原因の話をするのはよくても、あまりこだわりすぎないように注意してください。
原因にこだわると、立場に偏りが生まれやすいからです。
相手に原因があれば、相手を責めることになります。
自分に原因があれば、自分を責めることになります。
誰でも責められると、いい気持ちはしません。
不快な気持ちになれば、同棲解消の話し合いがこじれやすくなるだけでなく、いい別れ方も妨げます。
また、どちらが悪いかにこだわるのもよくありません。
「相手が悪い」と言えば「自分は悪くない」と言っているのと同じになります。
立場に上下関係が生まれ、公平・公正な話し合いの妨げになります。
原因について話すときは、感情を刺激しないよう、軽い程度がいいでしょう。
「お金の価値観が合わなかったね」
「私よりいい人が見つかったみたいだね」
「お互いの考え方に譲れないところがあったよね」
「お互い忙しくて、すれ違うことが多かったね」
「一緒にいても、お互いの先が見えなくなってしまったね」
たとえ相手に原因があったとしても「お互いに原因があったね」とまとめておくのが無難でしょう。
原因に触れることはあっても、深く追求したり強く責めたりすることがないよう注意してください。
穏便な言い方であっても、相手は察してくれ、意味を理解してくれるはずです。